国税庁の発表によると、平成22年4月決算から平成23年3月決算までの法人税の申告
状況は、申告件数2,762千件、申告所得金額361,836億円、申告税額93,856億円でした。
前年に比べると申告件数が24千件の減少、所得金額が23,526億円増加、申告税額が
6,560億円増加とのことです。
気になるのは申告件数の減少です。また、黒字申告割合が25.2%で過去最低を更新した
ことも気になります。
申告件数の減少は、東日本大震災により申告期限が9月30日に延長された岩手・宮城・
福島の3県の一部地域の申告件数が入っていないことも影響しているようです。
黒字申告割合が減少したにもかかわらず申告所得金額が増加したのは、景気が回復しつつ
あるのか、税制改正の影響なのか、特定の業種が回復したためなのかはっきりしたことはわ
かりませんが、良い兆候と受け止めたいと思います。