将来の独立を目指して、サラリーマンの傍ら空き時間を活用し起業している方も
いらっしゃると思います。
起業の方法として、会社を作るか、一個人として起業するか ・ ・ ・ 。
個人と仕事とを完全に区別したい方は会社を作るでしょうし、会社を作るといろいろ
面倒そうだと思う方は後者の方法を選択するでしょう。
税務の面では、会社の場合その収益・費用は法人のものだという推定が働きますが、
個人の場合その収益・費用は仕事のものではなく個人的なものだ、という推測が入る
余地が法人に比べて多いと思われます。
所得税法には、家事関連費等は費用に入れないという規定があります。
このような規定があること自体、個人事業の費用は仕事とは関係ない個人的なものが
あるだろう、ということを所得税法は考えている証拠といえます。
(そういう事実があるからそのように規定している、というのが規定を作った理由ですが)
法人が良いか、個人が良いか、一概にはいえませんが、最初にお伝えした点を基準に
考え、判断されることが良いと思います。税負担はどうなのか、とお考えの方はご相談
ください。